OZ(オズ)
樹なつみ
白泉社
休日、家の中を漁っていると…
出てきた…
OZ(オズ)。
樹なつみさんの SF 漫画だ。
樹なつみさんは『OZ(オズ)』までの間に『マルチェロ物語(ストーリア)』『朱鷺色三角(トライアングル)』『パッション・パレード』『花咲ける青少年』と立て続けにヒット長編を書いた人気漫画家さん。
このOZ(オズ)も、結構古い作品で1990年から1992年まで連載作品。
このころは仕事がとにかく忙しく、好きな漫画や小説もほとんど手を付けられない時代だった。
(ある程度買うことだけはできてた。ある程度だけど…)
そんな時に買って読んだ漫画だ。
『オズの魔法使い』の話をベースに展開する SF で、世界はアフターホロコーストあるいはポストアポカリプス。
そんな世界で、科学者の女の子と傭兵、そして人型ロボットが織りなしていく旅の物語。
(メッチャ戦闘あり、恋愛あり。)
ここからネタバレを含むと思うので、嫌な人はここまでにしてね。
オレは昔、『人造人間キカイダー』の漫画の方を読んだことがあるのよ。
(キカイダーのネタバレもするのでよろしく。)
キカイダーのジローのラストの在り様とこのオズの1019のラストの在り様だ。
ジローは人間になりたくて、最後、仲間の人造人間たち(ゼロワン、ダブルオー達)全員を殺して(壊して?)不完全な人間になった。
1019は徉を助けようと自ら死地に向かった。
(ロボットに自殺はできない。するとすればそれは人間?)
どちらも人間になった?という話だね(^_^;)
どちらも人間になった話なんだけど、どうにも受ける印象が違うんだよ(-_-)
オレはどちらもありで、大好きなんだけど…
他の人はどう思うんだろうか?
その辺を読み比べて楽しむのもいいのではなかろうか。
OZ(オズ)を引っ張り出してそんなことを考えたひとときだった。
では、また(*^^)v
下はキカイダーの漫画の Wikipedia のページだよ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%80%A0%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%82%AD%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)